忘れてた自身のアイデンティティに会いに、模型店へ買い物に行った話
みなさんこんにちは。 朝夕冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか? おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
はじめまして、このブログを書いている人のMariMOと申します。よろしくね。
この子は相棒のイカルス星人くんです。
ほら、ご挨拶は?
「・・・。」
よくでしました、ヨシヨシ愛いヤツめ
さて今日の私は仕事が休みです。これはどうしたものか働いている間は無心になって働けるのですが、休みになると何をしたらいいのだろうか
サッパリわかりません。
まるで世界にひとりぼっち 世間からつまはじきにされた気分です。
高齢の両親のこと 未だできない彼女 懐かないペット 感情が黒い渦のようになって頭を駆け回ります
将来の漠然とした不安
税金
高齢化問題
石油問題
陰と陽
光と闇
有と無
犬と猫
・・・
・・・
・・・。
…そうだ!こういう時はあそこへ行こう! 暗黒に呑まれる前にあそこへ…
あそこへ!!
ここは東京堂模型店
創業1957年の大老舗である。
カラカラカラ コンチワー
「はい、いらっしゃい。」
あっ、今も昔も優しいお声…
ちなみに御店主は御年86歳のレジェンド。模型店の神 ゴッド
初めてこのお店に来たのは中一の頃で、初めて店に足を踏み入れた時「あ、ここがエルドラドかぁ~」と思いましたね。
インカ帝国は大阪にエルドラドを隠していたんですね、今日は10年ぶりぐらいにエルドラドにお邪魔しました。
エルドラドエルドラド言ってますけどエルドラドの使い方これで合ってます? え? はい進めましょう。
▼ミニ四ファイター お前ここで生きていたのか…
今回は生意気にも御店主様にインタビューしてしまいました。写真と一緒にお楽しみください。
▼ショーケースにはHi-νとナイチンゲールが飾られている
「このケースには新しいキットが並んでいますがご主人が作られたんですか?」
「ここにはお客さんが持ち込まれた作品が多いですね。お客さんの作品の発表の場にしてもらっています」
▼ショーケースには戦闘機が多め 上にいるのがメッサーシュミットで下にいるのは紫電かな?
▼ケースの中で飛行機が整備されている。夜は勝手に動いてそうな息づかい
▼ドイツ兵もいた
▼豚もいた
理路整然とプラモデルの箱が並べられている。実に美しい
ずらりと並んだ塗料のビンが美しい みな買ってくれと前のめりだ。
▼カウンターにはエアガンが並んでいる まるでバイオ2のガンショップみたいだ
ゾンビが湧いたらここに来よ。
▼模型・教材の意味は?
「プラモデルのメーカーに○○文化教材社とか、模型店の看板に模型・教材って書いてあるじゃないですか、アレはどういう意味なんですか?」
「模型はそのまんま模型って意味なんですが教材の意味は大まかに木で作る飛行機の事などを言いますね。」
▼身振り手振りで教えてくれるご店主。
「ああ!あのトトロに出てきたヤツ!(ゆとり全開)」
「ソレですね。昔はプラキットなんて無かったわけですから竹ひごをロウソクで炙ったりなんかして曲線をつけたりしていましたね。」
「へー燃えないんですか?(これもまたゆとり全開な質問)」
「もちろん燃えますよ(笑) だからヘタクソはお湯の中で曲げたりしてましたね」
「はえー
教材なんて書いてあるんで学校の図工の時間で使う教材を卸している会社かと思いました。」
「図工と言えば今、図工の時間は削減されたり彫刻刀の先っぽに大げさなカバーがついていたりしますね。
模型が好きな子はその時間の中で、もっと遊びたいとか授業時間が物足りないとか何かを感じ取るんでしょうね。
幼少期に模型に触れた子はそのまま模型から離れられないでいいお客さんになってくれますよ ニヤリ」
(あっ、 俺の事じゃん)
▼ミニ四駆のパーツも豊富です。
▼戦艦武蔵も大阪で生きていたんだね。
はい、プラモデルと塗料を買って帰ってまいりました。
実に話しやすい店主様で模型談義、世間話に花を咲かせてしまいました。
ネット通販で買い物するのも便利ですが、あなたの街の模型屋さんで買い物してみるのもいかがでしょうか?
10年ぶりに訪れてみると故郷に帰った気分になれました。それでは皆様ごきげんよう。
「・・・。」
●場所 東京堂模型店
〒567-0883 大阪府茨木市大手町9−13 泉ビル 1F
アクセス 阪急茨木市駅より徒歩8分
地図 Google マップ
後日、改めてお礼とご挨拶に訪れた際に夜の様子も撮らせていただきました。ありがとうございました。
このお店に来てお話していると童心に帰った気分になってプラモデルが作りたい欲がモリモリ湧いてきます。
やっぱり僕はご店主が仰ってたようにプラモデルに帰ってきてしまうんだなぁ。
優しくして下さってなんかもう泣きそう…
これを読んだ人はみんなここへ買い物へ行きましょう。(行け)